【EC担当者必見】セール時のWeb広告施策10選
突然ですが、セールを開催する時に何か対策はされていますか?
何もしていないようでしたら、お客様の購買意欲を高め、ECビジネスの成果を最大化させるためにもセールに特化したEC対策を実施しましょう。
本記事では、ECご担当者様向けにセール施策における全体戦略や戦術、具体的な施策についてを解説していきます。セール施策として何をすればいいかで悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。
この記事を読んでわかる内容
– Web広告の成功のカギを握る!セール時の全体戦略と戦術
– 媒体ごとにセール施策を10個ご紹介
Web広告の成功のカギを握る!セール時の全体戦略と戦術
Web広告のセールでの売上を最大化するには、大きな目標や方向性である「戦略」と、それを実施するための「戦術」の2つの考えることが重要です。
戦略・戦術の違いについて見ていきましょう。
1.戦略
①最大限露出して、セールを認知させる
Web広告を使って売上を最大化させるためには、ターゲット顧客に対してできるだけ多く露出をして認知してもらうことが重要です。
潜在的な顧客を含めてターゲット顧客にリーチできれば売上を最大化させることが期待できます。
②既存・新規の目的を分ける
既存のお客様と新規のお客様は、購入意欲やブランドへの認知度に違いがあるため、それぞれに沿った目的を設定する必要があります。
ターゲット | 目的 |
既存顧客向け | 売上の最大化 |
新規顧客向け | 価格訴求を切り口に新規顧客を増やす |
一度でもサイトを訪れたことがある既存顧客は、広告の接触回数を増やすことで、再度ブランドや商品に興味を持ってもらうことができます。これらの既存顧客との継続的な関係構築が、ECビジネスの成果を最大化させるための重要です。
一方で新規のお客様はまだブランドへの関心度が低いため、セールといった魅力的なプロモーションを通じて、サイトへ訪れてもらうことを目指しましょう。
2.戦術
①具体的なセール内容をビジュアルで訴求する
セールがあることを「知ってもらう」ために、セールの内容や期間を目に留まる画像やテキストで訴求しましょう。
媒体ごとの具体的な施策は次でご説明します。
②可能ならばセール中は広告費を増額してもらう
セール中は、より多くのお客様に訴求するチャンスです!
既存・新規のお客様問わず、より多くの方にサイトを訪問するきっかけを作れるように、費用対効果があることを説明して、広告費を増額してもらいましょう。
【質問①】広告費を増額したら、売上はその分取れるのでしょうか?
「セール在庫数の状況」「その月のイベント数・内容」を加味する必要はありますが、セール時はお金をかければ売上はアップすることが多いです。
媒体ごとにできるセール時のWEB広告施策10選
検索広告文
施策1:カスタマイザ広告を取り入れる(Google・Yahoo!)
カスタマイザ広告とは、検索広告のテキストを自動的にカスタマイズできる機能のことです。
カスタマイザ広告は様々な種類がありますが、1.キーワードの挿入、2.カウントダウン タイマーの機能がセールに向いています。
1.キーワードの挿入
検索されたキーワードを、広告に動的に追加することができます。
2.カウントダウン タイマー
日・時間・分単位で残り時間を広告に表示することができます。
ブラックフライデーなどのワンデーセールや期間が短いセールにおすすめです。
施策2:セール用の広告文を作成する(Google・Yahoo!)
セール期間中は、セール専用の検索広告文を作成して配信しましょう。
ポイント
・広告はそれぞれの位置で固定できるため、場合によってはセールの文言を固定しておくと良いです。
・遷移先をセールページに変更することも可能です。
施策3:プロモーション表示オプションを使う(Googleのみ)
プロモーション表示オプションとは、検索広告の下に出てくるセール訴求の欄のことです。
設定することで、目を引きますし、広告全体のクリック率は上昇傾向にあります。
ポイント
・プロモーションタイプは「割引額」「割引率」「最大割引額」「最大割引率」の4つから選べます。
・30種類以上の年中行事から選択することが可能です。
施策4:サイトリンクで訴求する(Google・Yahoo!)
サイトリンクとは、検索広告の見出し・説明文の下に出てくるサブページのリンクのことです。
サイトリンクは、タイトル・説明文1・説明文2・リンク先が登録可能です。
また、タイトル・説明文は文字数が決まっているので注意してください。
半角 文字数 | 全角 文字数 | |
タイトル | 25文字 | 12文字 |
説明文 | 35文字 | 17文字 |
P-MAX広告
施策5:セールバナーを配信する(Google)
P-MAXとは、検索やディスプレイ、ショッピング、動画広告など、すべてのGoogle広告を配信できるキャンペーンのことです。
P-MAX広告でもディスプレイ画面にセールバナーを配信できるように設定しましょう。
Google広告管理画面「アセットグループ>アセットを編集する」から設定可能です。
また、見出し・説明文は複数設定可能です。
文字数 | 数 | 文字数 |
広告見出し | 15個 | 半角30文字 |
長い広告見出し | 5個 | 半角90文字 |
説明文 | 5個 | 半角60文字/半角90文字 |
施策6:「セール」「値下げ」という文言をフィード広告上に表示させる(Google)
P-MAX広告ではフィードを用いたショッピング広告において、動的にバッジを付けることができます。
設定はとても簡単で、セールアイテムを目立たせることができるので、必須です。
ポイント
・フィード内の価格 [price] とセール価格 [sale_price] に数字が記載されていれば、自動的につきます。
・ブランディングの観点でバッジを付けたくない場合は、Googleサポートへご連絡すれば対処していただけます。
Criteo広告
施策7:クーポンバナーでセールを訴求する
Criteo広告のクーポンとは、フィードと交互に出るバナーのことです。
バナーはこちらで作成したものに設定することができるため、ブランディングを大切にしている企業でもブランドイメージを崩さず設定することが可能です。
クーポンには「フルフレーム」と「ロゴエリア」の2種類のレイアウトがあります。
1.フルフレーム クーポン
2.ロゴエリア クーポン
おすすめは、全画面で訴求ができる「フルフレーム」です。
画像サイズは全部で17種類ありますが、最低でもよく出るサイズ(下の★)を入れるのがおすすめです。
【使用可能なサイズ一覧】
1. 300×250 ★
2. 300×600 ★
3. 320×50 ★
4. 728×90 ★
5. 336×280
6. 160×600
7. 320×100
8. 468×60
9. 360×640
10. 970×90
11. 200×200
12. 320×480
13. 320×568
14. 640×360
15. 480×320
16. 768×1024
17. 1024×768
施策8:エクストラバッジを付ける
エクストラバッジとは、特定の商品の上にバッジ(下画像)を出すことができる機能です。
Criteoのエクストラバッジは、自動的に決められた文言が出るGoogleとは違って、作成した画像を入れることができるのが特徴です。
エクストラバッジはもちろんセールの訴求にも有効ですが、「再入荷」や「新作」「春夏」などの訴求においても効果的です。
ポイント
・エクストラバッジはデータフィードの項目「extra_bdg」に表示したいバッジ画像のURLを設定して完了です。
・バッジのサイズは、長方形だけでなく正方形も可能です。
・バッジ画像にはPNG形式が推奨(JPEGでも可)となっており、入稿サイズにも以下の通り推奨値があります。
・入稿可能なサイズ
正方形の場合:横30 × 縦30推奨
長方形の場合:横63 × 縦25推奨
※最大入稿可能サイズは横116×縦40以内
ディスプレイ広告
施策9:セールバナー・テキストでセールを訴求する(Facebook・Yahoo!ディスプレイ・Googleディスプレイ)
それぞれの媒体で、セール専用のバナー・セール内容を訴求する具体的なテキストを使って広告を配信しましょう。
上記は、レスポンシブバナー広告で、バナー×テキストでの訴求パターンです。
Facebookではフィード配信においても文言を変更することが可能です
特に動的リターゲティング広告のストーリー面は、テキストがかなり強調されるので設定必須です。
施策10:GI広告を配信する(Facebook・Googleディスプレイ)
Faccebook・Googleディスプレイ広告ではGIF広告を配信することが可能です。
GIFは動く素材のため、視認性が良く一般的にクリック率が高い傾向にあります。
ポイント
・ファインドはGIF広告の配信が不可なので気をつけましょう
まとめ
セール広告で効果的な施策をご紹介しました。
ECサイトでは一番売れる期間といっても過言ではないイベントやセール。検索広告やディスプレイ広告だけではなく、Criteo、P-MAXなどのフィード広告においてもできる施策が複数あります。
まずはセールバナーの配信だけでも構わないので、セールのためにできる施策を少しずつ実施して、売上アップを目指してみませんか。
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