【2026年7月号】Web広告関連のアップデート情報まとめ

この記事の結論

2026年6月の運用型広告アップデートを、Google広告・LINEヤフー広告・ChatGPT広告の3媒体まとめて解説します。Google広告の「戻るボタンのハイジャック」スパムポリシー指定、LINEヤフー広告の友だち追加広告PC配信・ショッピング広告の最上部表示ロジック変更、ChatGPT広告の日本での試験配信開始まで、顧客や自社の広告運用にすぐ活かせる最新情報が把握できます。

2026年6月にアップデートされた運用型広告の情報をご紹介します。

今月アップデートがあった媒体は、Google広告・LINEヤフー広告・ChatGPT広告です。

アップデート情報は顧客や自社の広告運用に活用していきましょう。

株式会社SORAMICHI(ソラミチ)は、企業変革を戦略立案から実行まで伴走するDXコンサルティング集団です。 豊富なコンサルティング経験をもとに、マーケティング・IT戦略を踏まえた目指すべき姿を描き、高度な専門性をもって、お客様の課題解決の為に最適なソリューションを提供し、実行まで伴走いたします。

まずはお気軽にご相談ください。

目次

Google広告のアップデート

「戻るボタンのハイジャック」が重篤なスパムポリシー違反に指定

2026年6月15日より、Googleは「戻るボタンのハイジャック」を悪質な行為(malicious practices)に該当するスパムポリシー違反として、処罰の対象としました。該当する実装がページに含まれている場合、手動対策や自動的な降格によって、Google検索での掲載順位に影響が出る可能性があります。

「戻るボタンのハイジャック」とは、ユーザーがブラウザの「戻る」ボタンを押したときに、意図しない別のページへ強制的に誘導される実装のことです。CVR向上を目的として導入されている「離脱防止ツール」が、これに該当するケースがあります。

特に注意が必要なのは、広告主や運用担当者が意図していなくても、導入しているツールや外部スクリプトが原因で違反になるケースがある点です。Googleは「自分で書いたコードでなくても、ライブラリや広告プラットフォームに由来する場合はサイト側の責任」という立場を明確にしています。すでにSearch Console経由で該当サイトへ警告メールの送付も始まっているため、LPに離脱防止ツールを入れている場合は、実際に「戻るボタン」を押した際の動作を確認しておくことを強くおすすめします。

なお、このポリシーはあくまでGoogle検索(自然検索)に関するものですが、広告のランディングページも当然Google検索の評価対象となりうるため、広告運用の観点でも無関係ではありません。LPの品質管理の一環として、あわせてチェックしておくとよいでしょう。

参考:「戻るボタンのハイジャック」に関する新しいスパムポリシーの導入

LINEヤフー広告のアップデート 

「友だち追加広告」がPC掲載面でも配信可能に

LINEヤフー広告 ディスプレイ広告(運用型)のキャンペーン目的「友だち追加」の広告が、2026年6月10日よりPC掲載面でも配信できるようになりました。

これまでスマートフォン向けが中心だった友だち追加広告が、PCでYahoo! JAPANを閲覧しているユーザーにもリーチできるようになります。BtoBサービスやPCユーザーが多い商材を扱う広告主にとっては、これまで取りこぼしていた層へのアプローチが可能になる変更です。

クロスデバイス対応も同時に実施されており、PCで広告をクリックしたユーザーのスマートフォンのLINEアプリに友だち追加の通知が届く仕組みになっています。

なお、デバイスターゲティング設定が「全てのデバイスに配信」になっている場合、自動的にPC掲載面にも配信されます。PC面への配信を希望しない場合は、デバイスターゲティングまたはプレイスメントターゲティングで除外設定を行いましょう。

(友達追加広告の各サービスページ一覧)

参考:「友だち追加広告」のPC掲載面配信開始と配信面拡大について

ショッピング広告にて最上部表示のロジックが変更

LINEヤフー広告の検索連動型ショッピング広告(以下、SSAと表記)において、商品名や型番など購入意図の高いキーワードで検索された際に検索結果の最上部に表示されるロジックが改善されました。

これにより、購入意図の強いキーワードで検索したユーザーへの露出効率が向上します。まさに「買う気で探している」ユーザーの目に留まりやすくなるため、EC系の広告主にとっては成果への直接的な貢献が見込めます。

一方で、配信ロジックの変化にともなってCPC・配信量・CV数などの指標が変動する可能性があります。必要に応じて入札価格や予算を調整することが推奨されているため、適用後はしばらく数値の動きを注視しておくとよいでしょう。

スマートフォン版Yahoo!検索は2026年6月9日より適用済みで、PC版は2026年夏ごろ対応予定です。

(検索連動型ショッピング広告イメージ)

参考:検索連動型ショッピング広告 最上部掲載の最適化と今後の予定について

ショッピング広告の自動入札に3つの新しい戦略が追加予定

LINEヤフー広告の検索広告(ショッピング)にて、自動入札機能に3つの新しい入札戦略が追加されます。2026年秋ごろの提供開始予定です。

追加される入札戦略は以下の3つです。

  • コンバージョン価値の最大化(目標値あり)【β版】:広告費用対効果が目標値以上を維持しながら、コンバージョン価値が最大になるよう入札価格を自動調整
  • コンバージョン価値の最大化(目標値なし)【β版】:1日の予算の範囲内で、コンバージョン価値が最大になるよう入札価格を自動調整
  • クリック数の最大化:1日の予算の範囲内でクリック数が最大になるよう、入札価格を自動調整

「コンバージョン価値の最大化」を利用するには、事前にコンバージョン測定の設定とタグの設置が必要です。あわせて「1コンバージョンあたりの価値」の設定と、「自動入札への利用:する」の設定を済ませておくと、提供開始前からシステム側での学習を進められるため、開始後スムーズに運用に乗せられます。

秋の提供開始に向けて、対象キャンペーンでは早めに準備を整えておくとよいでしょう。正式な提供開始日については、引き続き公式情報をご確認ください。

参考:新しい入札戦略の提供開始と事前準備について

ChatGPT広告のアップデート

ChatGPT広告にて、日本での試験配信が開始

OpenAIは2026年6月17日より、日本でのChatGPT広告の試験的配信を開始しました。この配信は2026年2月に米国で始まった試験の各国展開の一環で、日本は韓国とともにアジア初・非英語圏初の市場となります。電通デジタル・Hakuhodo DY ONE・サイバーエージェントの3社が国内ローンチパートナーとして参画しています。

広告はユーザーの質問への回答の下部に「Sponsored(スポンサー)」ラベルを付けて表示される形式で、回答内容には影響しない設計です。表示対象は無料プランとChatGPT Go(月額1,400円)を利用する18歳以上のユーザーで、Plus・Pro以上のプランには表示されません。

従来の検索広告とは異なり、キーワード入札ではなく会話の文脈に基づいて広告が表示されます。

具体的には、会話のトピックや過去のやり取り、これまでの広告への反応などを踏まえて、関連性の高い広告が選ばれる仕組みです。ユーザーが「まさに検討している」タイミングで広告が差し込まれるため、購買意欲の高い瞬間にアプローチできる点が、この媒体ならではの特徴といえます。

現時点では国内ローンチパートナー代理店を通じた出稿が基本となっており、一般企業が管理画面から自由に広告を出稿できる状態ではありません。今後の展開については引き続き公式情報をご確認ください。

(ChatGPT での広告イメージ画面)

参考:OpenAI公式「Testing ads in ChatGPT」

最後に

以上、2026年6月にアップデートされた運用型広告に関する最新情報をご紹介しました。


SORAMICHIでは、各媒体社からの最新情報をいち早くキャッチし、質の高いマーケティング支援を継続的にご提供しています。
今後も定期的にアップデート情報をお届けしてまいりますので、ぜひ次回もご覧いただけますと幸いです。


なお、現在運用中の広告設定に関するご質問やご不明点がございましたら、いつでもお気軽にご相談ください。

SORAMICHI

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