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DX人材はどう確保する?持続可能なマーケティングDXのススメ方

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DX人材はどう確保する?持続可能なマーケティングDXのススメ方

近年デジタルトランスフォーメーション(DX)に取り組む企業が増えてきています。しかし、日本国内ではDXを推進する人材の不足により、多くの企業が足踏み状態です。そこで今回は、DX人材が不足している背景DX人材育成の重要性必要なスキルなどを紹介します。

DX推進の課題は人材とスキル不足

DX推進のための課題は「人材とスキル不足」です。
また、DX人材を獲得するためにはそれなりのコストが掛かることもあり、獲得が難しくなっています。

ここではDX人材の定義と不足が懸念されている点について詳しく見ていきます。

 

DX人材の定義は「デジタルとビジネスの知見を持っている人」

経済産業省によると、DX人材は以下のように定義されています。

 

人材:DXの実行のために必要な人材の育成・確保(※)に向けた取組が行われているか。 

- DX推進部門におけるデジタル技術やデータ活用に精通した人材の育成・確保 

- 各事業部門において、業務内容に精通しつつ、デジタルで何ができるかを理解し、DXの取組をリードする人材、その実行を担っていく人材の育成・確保 等

 ※人材の確保には、社外からの人材の獲得や社外との連携も含む

 

つまり、「デジタル技術やデータ活用、社内の業務内容に精通していて、DXの取組をリードし、実行を担える人材」となります。

 

「デジタル技術を持っている」だけや「社内の業務内容に精通している」だけではなく、その両方に精通している必要があり、かつ実行力が求められます。

 

DX人材は不足が懸念されている

DX人材の定義に沿って人材を探すとなると、適任の人材を見つけるには時間やコストが掛かります。

みずほ情報総研株式会社が実施した「IT 人材需給に関する調査」では、IT人材の不足状況を以下のように予測しています。

 

引用:みずほ情報総研株式会社「IT 人材需給に関する調査」

 

ITの需要の伸びを3パターンに分けて、人材がどれぐらい不足するかを予測しています。2030年をみてみると、需要が高い場合は約79万人、需要が低い場合であっても約16万人の不足が予想されています。

 

人材不足が懸念されている中、経済産業省はDXレポートで「2025年の崖」として、DX推進が2025年までに解決できないと1年で最大12兆円の損失が生じる恐れがあると警鐘を鳴らしています。そのため、できる限り早くこのDX人材の課題を解決し、DX推進を行う必要があるのです。

 

DX人材の育成で社内システムに一貫性

DX人材が不足する中で人材育成の重要性が注目されています。
その理由は、DX人材を自社で育成することでさまざまなメリットが生まれるためです。

先にお伝えした通り、DX人材の定義では「社内の業務内容に精通している人材」が挙げられています。既に自社での業務内容を把握している人材を育成することで、自社の事業に最適なシステムや業務の改善、新規事業の開発などがスムーズになります。

外部の人材をDX人材として参画させる場合は、社内の業務内容をすべて把握できないため、最適な解決案を提示できない可能性が高くなります。現場に合ったシステムを判断できないと、それまで一貫性のあったシステム環境が失われ、逆に効率が悪くなってしまうことも考えられるでしょう。

自社の中でDX人材を育成できれば、技術面やコスト面で問題が発生しても、その内容を現場担当者と素早く調整することができます。そのため、社内でDX人材を育成するのがベストといえます。

 

DX人材の6つの業種

DX人材には6つの業種があります。
それぞれの業種の役割や必要なスキルを見ていきましょう。

 

ビジネスプロデューサー

プロデューサーの役割は「企業の戦略や戦術を理解し、企業全体のDXやプロセスを統括する」ことです。
DXを実現させるためのリーダー格ともいえます。

 

【必要なスキル】

ビジネス戦略・マネジメント能力 基本的なビジネスに関する知識と実行力で事業全体を俯瞰的に把握し的確な指示ができる
デジタル活用力 デジタル関連の知見とトレンドを見抜く力で、個別の要素技術に対する利用の余地やコストなどの仮説を立てられる
外部環境の把握力 自社の業界を理解し、社会・経済環境の変化と動向を読み解くことができる
組織けん引力 内部外部に関わらず組織を拡大し、体制構築や予算確保などをけん引できる

 

 

ビジネスデザイナー

ビジネスデザイナーの役割は「プロデューサーのもとで、より具体的なビジネスモデルやプロセスを企画・立案する」ことです。
プロデューサーの方向性をくみ取り、DXの企画を構築する力が必要です。

 

【必要なスキル】

企画・企画構築力 プロデューサーの意見や市場の課題、ニーズをくみ取り、具体的な企画を立てられる
ファシリテーション能力 現場やチーム内の意見や相互理解をサポートしながら、議論の活性化や協調性を生み出すことができる
言語化能力 関係者全員に分かりやすく企画内容がイメージできる説明ができて納得してもらえる

 

 

アーキテクト

ビジネスプロデューサーとビジネスデザイナーが企画を具体的にし、社内の合意が取れると、次はアーキテクトの出番です。アーキテクトの役割は「DXやデジタルビジネスに関するシステムを設計する」ことです。

 

【必要なスキル】

システム設計力 ITの構成上、どうしたら実現できるかを技術面で落とし込める
ビジネス力 ビジネス面での課題を深く理解している

 

 

データサイエンティスト

データサイエンティストの役割は「IoTやAIなどのDXに関するデータ解析をし、ビジネスへの活用を抽出する」ことです。企画を実行するために、統計解析や機械学習などを用いて有用なデータを導き出すための重要な役割を担っています。

 

【必要なスキル】

データサイエンス力 統計学、情報工学などを用いて有用なデータを引き出すことができる
ビジネス力 企業におけるビジネスの構造を理解し、どのように活用できるか提案できる
プログラミングスキル コードを理解できるだけの知識が必要

 

UXデザイナー

UXデザイナーは「DX関連のシステムのユーザー向けデザイン」を担当します。ユーザーが使いやすいデザインを実現するための大切な役割です。

 

【必要なスキル】

デザイン力 ユーザーの使いやすいデザインを作成できる
言語化能力 デザインの意図を説明でき、納得してもらうことができる
テクノロジーの情報収集力 最新のテクノロジーのトレンドを収集し、デザインに反映できる

 

エンジニア

エンジニアの主な役割は「デジタルシステムの実装やインフラ環境を構築する」こと。
アーキテクトが設計した仕様に基づいて、エンジニアがプログラミング、コーディング等を行います。

 

【必要なスキル】

プロジェクトマネジメント能力 プロジェクトを実行するためのマネジメント力が求められる
ビジネス力 企画のビジネス的な意図を理解できる
エンジニアリング能力 DXでの最適な開発、多岐にわたるエンジニアリングが必要

 

 

DX人材に必要なスキル

先に紹介した6つの業種ではそれぞれに必要なスキルがありましたが、他にもDX人材に共通して必要なスキルがあります。
ここでは、基本的に必要な4つのスキルを紹介します。

 

IT関連の基礎知識

DXは「データやデジタル技術を駆使して、ビジネスに関わるすべての事象に変革をもたらす」ことです。

DXの課題を解決するには、ITやデジタルについて理解していなければなりません。そのため、ネットワークやシステムの仕組み、ウェブやアプリケーションなど、IT分野の知識は必須です。合わせて、国内外のIT活用や現状の課題、動向なども把握しているといいでしょう。

 

データサイエンス・マネジメント能力

抽出したデータを分析し、どのように活用するかといった、データサイエンス・マネジメント能力も必要です。

より専門的なデータの分析はデータサイエンティストが行いますが、簡易的な分析や仮説を立てることができればDX推進に大きく役立てることができます。

また蓄積したデータをどのように整理し、活用していくかのマネジメントもできることで、人的コストを削減したり、効率良く業務を行うことができます。

 

UI/UX志向

DX推進を行う際に重要といえるのが「ユーザーの利便性」です。

ユーザーに商品やサービスの優れた体験を提供するためには、UI/UXを向上させる必要があります。

ITやデータの分野だけではなく、デザイン面のスキルも兼ね備えていることで、より良い価値をユーザーに提供することができます。
 

プロジェクトマネジメント能力

DX推進は社内全体の変革です。そのためには一人ひとりが意識的にプロジェクトをマネジメントして、成功に導く必要があります。

部署をまたいでの組織構築や新しい技術の導入など、これまでに経験していないことへの挑戦になることが多いため、全体を俯瞰しつつ、個々の状況を把握して、企画を遂行していく能力が重要です。

 

まとめ

DX人材が不足している背景と人材育成の重要性、必要なスキルについて解説してきました。
今後DX推進に取り組む企業はさらに増加していくと考えられます。その中で自社に最適なDX人材を見つけ出すのは困難になってくるでしょう。

今からDX人材を社内で育成できれば、経済産業省が警鐘を鳴らしている「2025年の崖」までにはDX推進を行うことが可能です。予算に余裕があるのであれば、外部でDX人材を確保し、社内の業務を把握してもらいDXを進めることもできます。どちらにしても、早い段階でDX人材を確保しておくことが大切です。

 

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