この記事の結論

大手住宅メーカーのグループで人材サービスを展開する企業が、7〜8年前に制作したまま手つかずだった求人サイトを全面リニューアルするにあたり、SORAMICHIにご相談いただいた事例です。
求人媒体への依存から脱却し、自社サイト経由の集客力を高めることを目的に、UI/UX・SEO・CVR改善を踏まえたサイトの再構築、SEO施策を設計・ご提案し、管理画面の機能改修にも対応しました。

課題

人材派遣・人材紹介・グローバル人材サービスを展開するこちらの企業では、採用に関する課題を抱えていました。最も大きな問題は、7〜8年前に制作した求人サイトが人材派遣に偏った構成のまま更新されておらず、総合人材サービスとしての魅力を伝えられていないことでした。

集客は求人媒体に依存しており、採用競争が激化するなか、媒体依存からの脱却と、自社サイト経由の応募比率を7%から40%へ引き上げることが経営課題となっていました。
しかし、自社だけでの解決は容易ではありませんでした。登録完了までの導線が分かりにくく、デザインにも統一感がない状態でした。SEO面では、検索エンジンに正しく評価されるための基本的な対策がほとんど行われておらず、サイトマップの未設置や内部リンクの不足により、中核となる求人ページが検索エンジンに評価されていませんでした(流入の64%が社名などの指名検索に偏っている状態)。

さらに、Web広告は検索広告・ディスプレイ広告ともに出稿しておらず求人媒体のみで、案件を掲載する管理画面も自由度が低く、運用負荷が高い状況で、サイトの表示速度にも課題がありました。
こうした複合的な課題を一気通貫で整理・改善できるパートナーを求め、SORAMICHIにご依頼いただきました。

ご支援内容

1. UI/UX・CVR改善を踏まえたサイト全面リニューアル

競合のUI/UX調査と、自社サイトの課題整理を実施しました。
人材派遣に寄ったサイト構成のままでは総合人材サービスとしての魅力を伝えられないため、トップページにターゲット別の入り口を目立たせ、目的に応じてアプローチできる構成を設計しています。

ファーストビューには検索エリアを設置して検索導線を最優先とし、LINEへの誘導はスマートフォン画面下部のフローティングバナーに分離しました。グループのコーポレートカラーに即した配色で、強みを上部に配置するデザインをご提案しました。

2. サイト改修と一体のSEO施策

流入分析で、社名以外のキーワードからの流入が伸びていない構造的な課題を特定しました。
流入の64%が指名検索に偏り、中核の求人ページが検索エンジンに評価されていなかったためです。 施策キーワードを軸にしたサイト構造の見直しとメタタグ設計書の作成、URLの正規化や構造化データなどの技術的なSEO対策、サイトマップの設置と内部リンクの設計を組み合わせた施策を計画しました。

あわせて、検索広告でクリック率・コンバージョン率の高かったキーワードを、ページのタイトルや説明文に反映する設計としています。 試算では、対象キーワードの検索順位が5位まで上昇した場合、月間の流入数は現状の約1,294から約21,699まで伸びる見込みです。

3. 管理画面の機能改修・MT移管

他社が運用していた既存システム(Movable Type)の移管とあわせて、案件の複数選択操作、広告内に表示する画像の自由選択、おすすめ案件の設定数の拡大など、管理画面の機能改修に対応しました。
案件を掲載する管理画面の自由度が低く、運用負荷が高かった課題に対応するためです。 応募者情報のCSVダウンロードについては、フェーズを分けて実装する形で整理しました。

成果

UI/UXを全面的に見直し、トップページにはターゲット別の入り口とタブ切り替え型のお仕事検索を配置する構成としました。

従来の課題だった「どこから探せばいいか分かりにくい」状態を解消し、検索から登録・応募までスムーズにつながる導線を設計しています。 SEOと管理画面の改修をあわせて進めることで、求人媒体への依存から脱却し、自社サイト経由で応募を集めるための基盤を整えました。 採用競争が激化するなかでは、自社サイトから直接応募を集められるかどうかが大きな差になります。

サイトのデザイン・導線・SEO・管理画面まで総合的に見直すことで、長期的に集客できる自社サイトの基盤をつくることができます。

求人サイトのリニューアルや、求人媒体に頼らない採用の仕組みづくりにお困りでしたら、ぜひSORAMICHIにご相談ください。