ウェビナーは開催するべき?メリットと豊富なツールの事例
多くの見込み顧客と接点を持つことができ、コロナ禍による制限も相まって、今各社で取り入れられることが多くなってきているウェビナー。
今回はウェビナーのメリットや課題、オフラインとの違いを紹介していきます。また、実際にウェビナーを開催するために活用するツールもいくつか紹介します。
ウェビナーとは?
ウェビナーとは、「ウェブ」と「セミナー」を組み合わせた造語で、オンライン上で動画・音声を配信するセミナーを指します。ウェビナーの参加者は、インターネット環境さえあれば、パソコンやモバイル機器を使ってどこからでもアクセスすることができます。
ウェビナーの活用は、会社説明や商品・製品の紹介、講義やセミナーと多岐にわたります。
オフラインでの開催に比べ、低コストで場所にも縛られないため、比較的気軽に開催でき、目的も多様化しています。
ウェビナーを活用するメリット
ウェビナーを活用するメリットを3つ紹介します。
① 手間が少なく低コストで開催できる
これはウェビナーを行う最大のメリットといえるでしょう。オフラインでセミナーを開催しようとすると、会場の選定、予約、当日の会場設営や参加者対応、セミナー後の撤収作業など、かなりの手間と人手を必要とします。
また、当然会場を借りるには費用がかかり、参加者の人数が多い場合にはその分会場も広い場所を選ぶ必要があるため、多額の費用がかかってしまいます。
ウェビナーを活用することで準備から終了後の手間は大幅に少なくなり、費用も使用するツールの月額使用料だけで済ませることができます。
質を上げるために初期投資としてマイクやライト、Webカメラを購入したとしても数万円で揃えることができ、2回目以降の費用はかかりません。
② いつでもどこでも参加可能
インターネット環境があれば、パソコンかモバイル機器を用いてどこからでも参加できるため、今まで場所が遠くオフラインでのセミナーには来れなかった人も気軽に参加できるようになりました。
また、録画配信も合わせて行った場合は、いつでも視聴することができます。
③ 多くの見込み顧客と接点を持つことができる
オフラインのセミナーでは、会場から近い人しか参加できませんでしたが、ウェビナーであればどこにいても参加が可能であるため、今までアプローチできなかった多くの見込み顧客と接点を持つことができます。都心部の企業は地方に、地方の企業はその地方以外全域にアプローチが可能になります。
また、会場を借りるわけではないので、活用するツールにもよりますが、最大で1,000人規模のセミナーを開催することができます。
ウェビナーが多くの見込み顧客を獲得できる理由は場所の問題だけではありません。上に記した通り、オフラインのセミナーより圧倒的に参加のハードルが低くなるため、多くの見込み顧客の参加が期待できるのです。
ウェビナーの課題・成功に導く解決策
上記で挙げたようにメリットはたくさんありますが、ウェビナーにも課題がないわけではありません。導入を検討する段階で課題を知ることで、対策を講じることができます。
また、弱点を知った上で開催することで、ウェビナーがより価値あるものへと変わります。ここでは、ウェビナーの主催者が直面する一般的な課題を紹介します。
主催者や参加者同士の親睦を深めにくい
ウェビナーはオンラインでの開催のため、オフラインのように主催者と直接会って話し、質問を投げかけたり、参加者同士で食事を共にして交流を深めることができません。
主催者や参加者との親睦を深めたい場合は、ウェビナーを行った後に活用ツールの機能を用いて、数人のグループに分けて感想を共有したり、ウェビナーとは別で交流の場を設ける必要があります。
主催者との交流を持たせるためには、ウェビナーの最後にアンケートに答えてもらい、その項目の中に質問コーナーを設けるなどして、直接講師からLINEやFacebookで回答してもらいましょう。間に企業が入ってやりとりをすれば、参加者の温度感や意欲を知ることもできます。
参加者の意欲がわかりづらい
主催者は説明資料などを表示しながらセミナーを行うことが多いため、参加者の雰囲気や表情が確認できません。参加者の反応を知るためには、ウェビナー中に質問を投げかけ参加者に指名制で回答してもらったり、チャット機能を用いて選択肢の中から回答してもらったりすると良いでしょう。
これらの施策は、ただ参加者の反応を知るためだけでなく、「ウェビナーに参加している」という意識を高めたり、より熱量を持って聞いてもらうためにも有効といえます。
案件化しづらい
オフラインのセミナーとは違い、セミナーの終了後に顧客の温度感を確かめたり、すぐ商談に入ることができないのは、ウェビナーの弱点といえます。
今までアプローチできなかった見込み顧客と接点を持つことができる代わりに、裾野が広がったことで多少案件化しづらいのは仕方ないことですが、弱点を知った上で代替となるフォローの仕組みを構築することが重要です。
活用ツールの紹介
Zoom
Zoom(ズーム)は、世界中で最も多く利用されているツールで、オンライン会議やミーティングだけでなく、ウェビナーにも盛んに利用されています。
Zoomの操作に慣れている人、一番メジャーなツールを選びたい人には特におすすめです。他のシステムと比較して通信量が低いため、接続の安定性が高いこともおすすめできる理由です。しかし、無料版だと一回につき40分までしか使えないため、ウェビナーに使用することを考えると役不足かもしれません。
「Zoomミーティング」では月々2,000円、2,700円と有料プランがあります。ウェビナーに特化した「Zoomウェビナー」では月々10,700円から選ぶことができ、参加人数に応じて料金が上がります。
ネクプロ
ネクプロは、ウェビナーとしての機能だけでなく、マーケティング活動をサポートする機能が備わっていることが特徴です。
リード管理、申込みフォームを設置したランディングページ、アンケート、各種分析など、ウェビナー開催後のリード獲得から商談に至るまでを一元管理できるため、見込み顧客をうまく商談に繋げられないという課題をお持ちの企業におすすめのツールです。
V-CUBEセミナー
V-CUBEセミナーは、ライブだけでなくオンデマンド配信にも対応しているため、リアルタイムだけでなくオンデマンドでの視聴も可能にしたい場合はおすすめです。
ロゴや説明テキストなどを入れられたり、アンケート機能やチャット機能も搭載しているため、セミナーの質を高めたい企業、双方向のコミュニケーションを活発にして参加意欲を上げたい企業にはおすすめできます。
まとめ
急速に活用シーンが増えたウェビナーですが、マーケティングの観点から見ても非常にメリットが多く、うまく活用することでビジネスをさらに飛躍させることができるでしょう。
オフラインならではの課題があることを理解して事前に対策を打つことで、より有意義なウェビナーが開催できます。自社の規模感や目的に合うツールを選定することで、無駄なく快適にウェビナーを開催できるでしょう。
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