株式会社TBSテレビ 様

「提案スピードが圧倒的」リリースから4ヶ月で月間1億PVを達成!驚異的なスピードで成長を遂げる「TBS NEWS DIG」支援事例


TBS系JNN28局のニュースを扱うニュースサイト「TBS NEWS DIG Powered by JNN」は、2022年4月の立ち上げからわずか4ヶ月で1億PVを達成した。「NEWS DIG」以前に運営していたニュースサイトではPV数が低く、“自分たちが作るコンテンツが、ユーザーに届いていない”と課題を感じていたという。

より多くのユーザーに届く強いニュースサイトを作るため、TBSがサイトリニューアルの伴走者に選んだのはインターネット広告事業やDX推進を行うSORAMICHI(ソラミチ)。SORAMICHIによる競合ニュースサイト調査、戦略、サイト設計、そして会計システムの導入で「NEWS DIG」はどのように成長を遂げたのか。

今回は、圧倒的なスピードでPV数を更新していく「NEWS DIG」の立ち上げメンバーであり、JNN28局をまとめてきた南部諒生様にお話を伺った。
※以下、敬称略

目次

経営戦略から経理システムまで、一貫してサポートするSORAMICHIを選択

TBS 南部様 ①

NEWSDIG企画開発室長 南部諒生氏

ーSORAMICHIにご依頼いただく上での課題はどのようなものでしたか?

南部:NEWS DIGを立ち上げた2022年4月以前にも、TBS単独のサイト「TBSニュース」を運営していました。ただ、コンテンツ内容が、関東の地上波で放送したニュースを掲載するのみだったので、内容の質も量も不十分に感じていたんですね。

競合ニュースサイトの成功事例を見習いつつ、「JNN全体で、全国のニュースを適切なスピードで届けていくことにニーズがあるのではないか?」と思い、立ち上げに至りました。

ーSORAMICHIにご依頼いただいた決め手はなんでしたか?

南部:SORAMICHIさんの最大の強みは、経営戦略、経理システム、データ分析、UI、UX、デザインに至るまですべて一貫してくれるところです。

我々はニュースのコンテンツを作る上ではプロです。しかしそれをWEB上で届けるという面では、十分な知見があったとは言えない状態でした。

徹底したデータ分析に基づくマーケティングが必要だと感じていたんです。NEWS DIGはJNN全体の事業だったので、経営戦略から一貫してサポートして頂けるのは大変ありがたかったです。

ープロジェクトを進める上でのSORAMICHIの課題把握や提案はいかがでしたか?

南部:正直なところ、NEWS DIGが実際に立ち上がるまでは皆が皆、同じ方向を向いていたわけではありません。JNN系列は28社あり、全社が納得いくサービスを作り上げるのは簡単なことではありませんでした。

立ち上げにあたり、TBS社内でも「システム」「ビジネス」「コンテンツ」それぞれのチームから意見を集約して進めてみたものの、個人の強い思いがあったり、様々な意見が飛び交う状況で、最初はうまくまとまりませんでした。

ただ、我々はWEBメディアに関しては十分な知見がなかった状況でしたので、個人の思いや意見を取り入れ過ぎてもうまくいきませんし、スピードも遅くなります。そこにSORAMICHIさんが、競合メディア分析など合理的な戦略を示してくれたので、スムーズな意思決定につながりました。

JNN28社に対しても、SORAMICHIさんが提案してくれた施策はデータをもとにしていたので、“合理的な判断”として、各社が納得しやすい方向に持って行けたと感じています。

取材したものの価値を最大化し、ユーザーが求める最適な形にできたことが成功要因

tbs様ご提案書

ー2022年7月に1億PVの達成は本当にすごいスピード感ですよね。JNN28局、各局のモチベーションはどのように高まりましたか?

南部:NEWS DIGが2022年の4月に立ち上がったあと、各局の記事の貢献度がデータとして可視化されたので、各局のモチベーションが上がりました。

結果、滑り出しは予想以上によかったです。まず1億PV達成できるのは何年も先だと思っていたので、4ヶ月で達成できるとは想定外でした。

貢献度を可視化できるデータ基盤の構築やレポーティングが、最大の成功要因だなと思っています。

ー他にも成功要因だと感じる部分があれば教えてください。

南部:従来のプロダクトアウトなコンテンツ制作を、ユーザーのニーズにきちんと合わせた形で届けるように意識したことですね。ただ、これはユーザーに迎合するような形ではなく、ユーザーが求めている最適な形で、取材したものの価値を最大化しようというものです。この点も大きな成功要因だと感じていますし、我々が持つミッションでもあります。

テレビではなかなかユーザーの反応が作り手にはダイレクトに伝わりにくいですが、WEBサイトになるとアクセス数やクリック数などすべてデータとして可視化されるので、ユーザーが求めているコンテンツも可視化出来るようになったというのが大きな要因となっています。

ーWEBコンテンツ制作で得られた知見はテレビコンテンツ制作にも活かされたという手ごたえは感じましたか?

南部:実はものすごく大きな効果がありました。これまでTBSの夕方の番組では、大きな事件・事故や話題性の大きいニュースがメインで、各地の話題を扱うことは少なかったんです。

各地の話題というのは、基本的にはそれぞれのエリアで一回放送して終わりでした。でもNEWS DIGが立ち上がってからは、TBSでも各地の話題を扱う機会が増えました。

TBSで扱うことによってJNN各局からも「全国に向けて発信するとこんなに伸びるのか」と好評を頂いています。

月間2億PV達成!JNN28局の深掘り取材が集結するニュースサイト「NEWS DIG」

 日々のニュースをじっくりチェックする時間がない…。そんな人におすすめなのが「NEWS DIG」です!

NEWS DIG イメージ

「NEWS DIG」の由来は“DIGITAL”の頭3文字、JNNの強みである取材の“深掘り”という2つの意味から名付けられたそうです!

テレビだけでは伝えきれない生の情報や、深く掘り下げた記事で、ニュースがより身近に。国内外のさまざまなトピックに焦点を当てたコンテンツや深く掘り下げた記事など様々な角度のニュースが届きます。

表面的なニュースだけでなく、背景や詳細に興味がある人にもおすすめしたいニュースサイト。特に、自然災害や緊急事態における迅速で正確な情報が掲載されています。

深く、幅広く、迅速に情報を得たいという方、まだチェックしたことがないという方はぜひチェックしてみてください!

想像以上の収益も、ユーザー目線だからこその結果

ーTBS社内でのNEWS DIGに対する評価はどうでしょうか?

南部:立ち上げてから1億PVまでのスピード感については、かなり驚きをもって受け止められていると感じています。また、我々が作った記事がより多くのユーザーにリーチした結果として収益が生まれていることに対しても同様に評価されているのではないでしょうか。

ただ、我々は収益獲得のためにニュース記事を作っているワケではありません。ユーザーに求められる良い記事を作り、より多くのユーザーにリーチした結果が収益に結びついていると考えています。裏を返せば、収益が生まれていないというのは、自分たちが汗をかいて取材した記事がユーザーに届いていないとも言えますよね。

ユーザーに求められるからこそ収益が生まれるのだという順序は、非常に重要な考え方です。

ーNEWS DIGが立ち上がってから、マネタイズはどのように変化したのでしょうか?

南部:大きく分けて「サイト内の広告収入」と「ニュース記事の外販収入」、2つの柱があります。このうち、NEWS DIGになってから変わったのはサイト内の広告収入です。

以前のTBS ニュースはほとんど広告を貼っておらず、収益もほぼありませんでした。ニュースサイトに広告を掲載するのは違和感があると社内でも言われていたのですが、そこにSORAMICHIさんが徹底した競合分析を示してくれたんですね。

広告枠の数やアドネットワーク数など、SORAMICHIさんが提示してくれた競合分析をベースにして、大きく改善できました。ただもちろん、あくまでもユーザーが読みやすい中での違和感ない広告の出し方は強く意識しています。

その点についても、SORAMICHIさんのUI/UX、デザインチームが、広告の位置などを最適な形で検討してくれているので、実現できています。

SORAMICHIさんの支援で、マーケティングとデータが可視化されました。それによって、「迷ったらユーザー目線」と意識が大きく変わりました。これまでも分かってはいたんですが、実行するのは難しい。

実際に変われたのは、データの可視化がすごく大きかったと思っています。

ーNEWS DIGを立ち上げ、コンテンツ制作で今大切にしていることはなんでしょうか?

南部:自分たちが取材したものの価値を最大化させることだと考えています。JNNの強みは「深い取材力」と「災害対応」です。

しかし深い取材をしても、WEBは適切な形とタイミングで届けなければ、リーチできません。今でも圧倒的なリーチ力があるテレビとは異なる課題点でした。この点のノウハウを得られたのは本当に大きかったですし、今も心がけている部分です。

SORAMICHIの強みはスピード、そして一気通貫できる幅広さ

ーSORAMICHIとプロジェクトを進める上で印象的だったこと、期待以上だったことなどエピソードがあれば教えてください。

南部:SORAMICHIさんは、案をあげてくるスピードがとにかく速いんです。その案に対してすぐに議論をして、どれが良いかを判断し、それでまた次の案に進む……この工程のスピードがものすごく速い。

スピード感を持って対応してくれるのは、SORAMICHIさんが持つ大きな強みだと思っています。特にデジタルはスピードが速く、トレンドもすぐに変わってしまいます。

そのデジタルならではのスピード感にあった施策実行、そこから結果を見て判断を重ねていくことが重要だと思います。

ーどのような企業にとってSORAMICHIのサービスがマッチしていると思いますか?

南部:企業がコンサルティングを依頼するとき、経営戦略やシステム、会計など、すべて別の会社にお任せするのが一般的ですよね。それらを一気通貫でやってくれるのがSORAMICHIさんの強みだと思っています。

それからSORAMICHIさんは、横展開もさせてくれます。たとえば会社内で“チームの壁”があったとしても、SORAMICHIさんは壁を壊して横断する展開を作ってくれるので、チームワークで改革したい企業にもおすすめです。

ー最後に、南部さん自身のモチベーションの原動力、それから今後の野望を教えてください。

南部:デジタルの世界は、本当に、やればやるだけ結果が出ます。その結果を見た各局からも、喜びの声が届きます。

我々テレビ局にとって、自分たちのコンテンツを多くの人に見てもらえるのは最大の喜びです。可視化されたコンテンツの成長が、モチベーションの原動力になっていると感じます。

おかげさまで2023年6、7月は2億PVを超え、8月には2.5億PVを超えました。実は7、8月に関してはあまりPVを意識していない中での達成だったので、コンテンツ制作能力が研ぎ澄まされてきたんだと改めて実感できています。

当面はこの2億PVを当たり前に達成していくことが目標です。それから、ビジネスとして成長していくためには、サイト内の広告と記事の外販だけでは不十分だと思っています。

今後の課題は、新たなビジネスの開拓ですね。たとえばタイアップ記事やセミナーなど、テレビ業界としては未知の領域へのチャレンジも考えています。

SORAMICHIさんには、NEWS DIGを立ち上げたときのように、マーケティングやデータをもとにした企画立案でサポート頂ければと思っています。

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